オンライン試験システムを導入するデメリット

公開日: |更新日:

オンライン試験システムを導入する上で気を付けなければならないのが、メリットがある反面デメリットもあるという点。オンライン化にすることによって、どのような影響があるのかチェックしていきましょう。

デメリットは3つ

従来の試験とオンライン試験を比較して、懸念されている点や注意すべきポイントについて解説。ここでは、よくデメリットとして挙げられている3つの課題を紹介していきます。

監視員の目が届きづらい

オンライン試験では、受験者が好きなところから試験を行うことが出来るため、会場で集まる試験のように監視員が試験の様子を細かくチェックすることが出来ず、公正さに欠けるところが難点でした。
しかし、最近ではAIによる監視や、人間のwebカメラでのリアルタイムチェックなど、多彩な不正防止対策機能を備えたシステムが増加しており、厳格なオンライン試験が行えるようになっています。この点について、もう少し深掘りしてご紹介しましょう。

監視員の目が届きづらいことで生じる恐れがあるリスクは、具体的には「カンニング」と「なりすまし・替え玉受験」です。

  • カンニングについて
  • 監視員不在でオンラインのみで試験を受ける以上、手元に参考書などを置いたり別の端末で検索したりなどすれば、簡単にカンニングすることができます。 これに対し、近年ではwebカメラによる受験生の監視システムやAIによる不審な動きの感知システムなど、様々なカンニング防止対策が検討されています。

  • なりすまし・替え玉受験について
  • 試験当日、別の人間が受験生になりすまして替え玉受験することもできるでしょう。webカメラ等による受験生の監視システムがないならば、替え玉受験は実に簡単なことです。 これに対し、近年では、AIによる顔認証システムを導入する流れが進んでいます。事前に本人が提出した顔写真と試験当日にwebカメラで撮影した受験生の顔が一致しているかどうか、AIが確認するというシステムです。 とりわけ、金融業界や不動産業界などでの活用が進んでいる電子認証システム「eKYC」は、オンライン試験においても導入が加速しています。

ネット障害により受験ができない可能性がある

試験の最中に接続しているインターネットが急に繋がらなくなったり、突然途中で切れてしまい試験が受けられなくなってしまうという可能性です。これはオンライン試験を行う上では誰にでも起こりうることなので、仮に試験当日にネット障害が起きた場合のため、オンライン試験システムによっては受験者のサポートを行っているものもあるので安心です。

サーバーの容量が必要になる

試験の規模によっては、一度に大勢の人がシステムに同時接続すると、システムが自動的に配信を停止しサーバーダウンにつながる危険性も。システムトラブルを回避するためにも、システムやサーバーが複数人によるアクセスに耐えられる容量が必要です。大規模な試験に対応しているシステムはもちろん、試験人数によってサーバーが拡張出来たり、受験者の試験中の記録を動画ではなく、データ量の軽い画像で記録しているサービスを利用することでこれらの問題を解決することが出来ます。

デメリットをカバーしてくれるオンライン試験システムを紹介!

オンライン試験のデメリットを改善したオンライン試験システムをピックアップ!オンライン試験システムの基礎知識からサービスの選び方など、運営者や受験者が安心してオンライン試験が行えるように解説しています。

トップページでは、オンライン試験システムの選び方や、目的別のおすすめオンライン試験システムを紹介していますので、ぜひチェックしてみて下さい。

希望の試験内容に合った
不正防止策を持つ
オンライン試験システムを探す

システム導入によるそのほかの悪影響

受験生の用意するものが増える

パソコンが必須だったり、ネット環境や試験内容に応じて、オンライン試験用のwebカメラが必要となる場合があります。
しかし、Webカメラの貸し出しを行っているシステムやスマートフォンやタブレットでもオンライン試験が受験出来るマルチメディアに対応しているところもあるので、必ずしも受験生の用意が増えたりすることはありません。

システムに慣れる必要がある

操作性はシステムによってさまざま。操作に慣れていないと回答までに時間がかかってしまうリスクがありますが、事前に動作確認を配信していたり、当日何かあった際に受験生の対応をしてくれるサポートを用意しているものもあるので、操作についてそれほど心配する必要はありません。

まとめ

オンラインで検定や試験を行う場合のデメリットはいくつかありますが、技術の進歩によって改善されつつあります。
全てのシステムに備わっているわけではないので、導入しようとしているシステムにはどのような機能やサービスがあるのか、よく確認しておくことが大切です。

その他のオンライン試験システムの
基礎知識をチェック

関連ページ

オンライン試験のあれこれから、 おすすめのシステムの選び方まで

オンライン試験の基礎知識
紙試験をどうオンライン化するのか
オンライン試験システムの便利な機能【当日の受験生対応】
オンライン試験の問題作成方法
無料と有料、どちらのオンライン試験システムが良い?
オンライン試験システムの展示会

【目的別】オンライン試験
システム4選

▼スクロールできます▼

入学試験や公的試験・検定に導入するなら 海外の人向けにも
試験したいなら
社内研修に
使用するなら
JAGATオンライン試験
システム
全日本情報学習振興協会 シェアウィズ デジタルナレッジ

SAM-CT33RS

※画像引用元:JAGATオンライン試験システム
https://www.jagat.co.jp/

全日本情報学習振興協会のHPキャプチャ

※キャプチャ内「国内実績No.1」の根拠:
全日本情報学習振興協会の発表にて(2022年3月時点)

※画像引用元:全日本情報学習振興協会
https://www.joho-gakushu.or.jp/

シェアウィズのHPキャプチャ

※画像引用元:株式会社シェアウィズ
https://collaboplaza.com/

デジタル・ナレッジのHPキャプチャ

※画像引用元:デジタル・ナレッジ
https://www.digital-knowledge.co.jp/

  • IBT
  • CBT
  • IBT
  • CBT
  • IBT
  • CBT
  • IBT
  • CBT
POINT
  • IBT試験、CBT試験に対応
  • 不正防止対策の機能や体制が充実
  • 試験当日の問い合わせにも対応
  • 受験者の手元を映す360度カメラを貸出可能
POINT
  • 大人数での受験も対応
  • 試験前~当日の対応までサポート
  • 15年以上のWeb試験の運営実績
  • 様々な回答方式に対応
POINT
  • 多言語に対応
  • UIのカスタマイズが可能
  • 試験問題のデータ管理と分析が可能
  • 幅広い試験問題設定が可能
POINT
  • 多くの社内研修での導入実績
  • 高い操作性
  • 試験結果に基づくトレーニングが可能
  • オンライン上で申込・決済

公式サイトで
特徴を確認する

公式サイトで
特徴を確認する

公式サイトで
特徴を確認する

公式サイトで
特徴を確認する

選定基準
・入学試験や公的試験・検定に導入するなら
2023年5月19日時点Googleにて「オンライン試験システム」と検索し、上位3ページ以内に公式サイトが表示された企業のうち 「顔認証・本人確認」「AI視線チェック」「手元の撮影」「試験当日の問い合わせに対応」に対応している旨の記載がある
選定基準
・海外の人向けにも試験したいなら
2023年5月19日時点Googleにて「オンライン試験システム」と検索し、上位3ページ以内に公式サイトが表示された企業のうち、IBT/CBT形式どちらにも対応していて、対応言語が最も多い
選定基準
・社内試験に使用するなら
2023年5月19日時点Googleにて「オンライン試験システム」と検索し、上位3ページ以内に公式サイトが表示された企業のうち、社内研修に対応していて、社内研修の事例数を最も多く掲載

オンライン受験システムイメージ
目的から導き出す ぴったりのオンライン試験システム4選
オンライン受験システムイメージ

近年主流となっているオンライン試験。
コスト削減や受験者増大などの悩みも解決することができ、導入される試験数はどんどん増えています。
トップページでは、希望の試験に適したオンライン試験システムの選び方について紹介。目的別のおすすめオンライン試験システムを紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。